元日とは【About New Year’s Day】
元日(がんじつ)は、日本において新年を迎える最初の日、すなわち1月1日を指します。
「年のはじめを祝う」ことを趣旨として、国民の祝日に定められています。
元日は、日本の文化や伝統において非常に重要な日であり、さまざまな風習や行事が行われます。
新年が訪れると、お正月と呼び、新しい年を迎える喜びとしてお祝いをします。
その最初の日が元日ですが、日本伝統文化として様々な行事が行われます。
家族の団欒
元日は、多くの日本人が家族と共に過ごす日です。都会で働く人々もこの日に故郷に帰省し、家族と共に新年を祝います。
文化と伝統の継承
元日は、古くから続く日本の文化や伝統を尊重し、継承する日でもあります。多くの家庭で古くからの風習が守られています。
元旦【New Year’s Day】
元旦(がんたん)は、1月1日の朝のことを指します。
旦の字をよく見ると、日と一を組み合わせています。
地平線から日が昇ることを表しているので、元旦は元日の朝に限定されます。
しかし、英語では、元日と元旦を同じNew Year’s Dayと表しています。
あらためて日本語の素晴らしさ、漢字の細やかな表現力に驚きます。
元日の主な習慣
初日の出【First sunrise】
初日の出(はつひので)は、1月1日の朝に出るお日様のことです。
快晴で雲一つなく地平線から出る日の出は圧巻です。神々しい光を放ち、新鮮な気持ちで新年を迎えることができます。
初日の出を拝む場所ですが、海や山は定番ですが、他にもダイヤモンド富士が見える場所や富士山からの初日は記念に残ことでしょう。
初詣(はつもうで)
元日の朝、神社や寺院に参拝する習慣です。新しい年の健康や幸運を祈るため、多くの人々が初詣に出かけます。神社では破魔矢やお守りを購入することも一般的です。
おせち料理
元日に食べる伝統的な料理で、様々な具材が美しく詰められた重箱に入っています。各料理にはそれぞれ縁起の良い意味が込められています。たとえば、黒豆は健康と勤勉を象徴し、数の子は子孫繁栄を意味します。
年賀状
元日に届くように前もって年賀状を送り合います。これは、日頃お世話になった人々や友人、親戚に対する感謝の気持ちを表す習慣です。年賀状には新年の挨拶やお祝いの言葉が書かれます。
お年玉
子どもたちに渡される新年のお祝い金のことです。紅白の封筒に入れられて渡され、子どもたちはこれを楽しみにしています。
門松やしめ飾りの設置
家の玄関に門松やしめ飾りを飾る習慣があります。これらは、神様を迎えるための目印とされ、新年の無事と繁栄を祈る意味があります。
鏡餅
元日に家の神棚やリビングに飾られる餅の飾り物です。鏡餅は、新年の神様をもてなすための供物であり、無病息災や豊作を祈る意味があります。
現代の元日の過ごし方
近年では、伝統的な習慣に加え、様々な新しい過ごし方も見られます。例えば、一部の家庭ではおせち料理の代わりにレストランで食事を楽しんだり、海外旅行に出かけたりする人もいます。また、テレビでは特別番組が放送されることが多く、家族でこれらを楽しむことも一般的です。
元日は、伝統を守りながらも現代のライフスタイルに合わせて進化し続ける日です。この日を通じて、家族や友人との絆を深め、新しい年の始まりを祝うことができる特別な時間となっています。
一年の計画【One year plan】
ことわざでもあるように「一年の計は元旦にあり」と言われていることから、じっくりと今年の計画をたてるのはいかがでしょうか?
大きな目標から小さな目標に至るまで、まずは箇条書きで項目をあげることがポイントです。
今年は痩せる!やスキルアップのための資格取得、料理上達、英語力アップなどなど、12カ月で達成できる具体的な内容にし、達成期限を設け、実行します。
また、親戚や友人の結婚や出産などのおめでたいものから、入学、卒業、就職などの教育関係、家の増改築などの計画をたて、予算をたてて、一年間の生活設計を立てておくと、後々効果があらわれます。
突発的な出来事はいたしかたないですが、あらかじめ予定できるものは計画しておくのがよいでしょう。
また、知人とのつきあいを大切にするなら、その人たちの誕生日や結婚記念日を記入しておき、お祝いを贈ったり祝電を打つと喜ばれるでしょう。