お歳暮とは【About Year-end gift】
お歳暮(おせいぼ)とは、「年の暮れ」の贈り物という意味です。
1年間でつきあいのある方たちのあいだや、これから交際しようとする人たちのあいだで物を贈ったり、物をもらった方が返礼をしたりする贈答の習わしで、日本に限らず世界中で行われており、感謝の気持ちを表すものです。
年末に差し掛かると、デパートなどではお歳暮商材が所せましと陳列され、多くの方が買い求めていました。インターネットの普及により、店舗にいかなくともネット上で簡単に購入できてしまいますので、大変便利な世の中になりました。
特に、試着などが不要な商品は、ECサイトで購入することが増えています。
お歳暮の由来【Origin of the gifts】
正月やお祭りなどの行事では、普段つきあっている方々が集まって、お酒やご馳走を振る舞っていましたが、その席に参加できなかった人のところへも酒や食べ物を届けたことが贈答の原型と言われています。
以前は、親しい間だけの風習でしたが、やがて関係が拡大されて、酒や餅、団子などが贈答に使われていました。
この風習は江戸時代に、親族や村の長老に年末の挨拶として、食料品や酒を贈る習慣がありました。これが、現在のような広範な贈り物文化に発展しました。
お歳暮を贈る時期【Time to give the gifts】
お歳暮を贈る時期は、12月15日前後から20日過ぎまでに先方に届くようにします。
注文をする際に、必ず日付を指定してあまり早すぎなく、遅すぎないように届くように気をつけましょう。
注文するのが遅くなってしまい、どうしても年内に届かない場合には、掛け紙に歳暮という文字を書かない「無地のし」を用います。
ただし、地域によっては早めに贈ることもあり、北海道や東北では12月初旬から途中にかけて贈られることが多いです。 近畿や関西九州などでは年末ぎりぎりに贈ることもあります。
熨斗【Noshi】
熨斗(のし)とは、お歳暮やお中元の贈答品につける飾り物を指します。
日本では、古来より神様にお供えをする慣習があり、食べ物を提供することが中心です。
熨斗は「熨斗鮑(のしあわび)」の略語で、干した鮑を不老長寿の縁起物としてお供え物に添えていました。
その起源から、現代では「折り熨斗」といって紅白の色紙を折り込んで作りますが、黄色の短冊状の紙が熨斗鮑を意味しています。
折り熨斗よりも簡略化して紙に直接印刷されており、印刷のしと呼ばれて利用されています。
贈る品【Gifts goods】
親しい間柄では、正月に必要な鮭などを贈られることが多く、一般的には台所用品や乾麺などの食料品、ビールなどの酒類が多い傾向です。家族構成や好みがはっきりしていればいいのですが、不明な場合は無難なものを贈るのが良いでしょう。
蟹【Crab】
魚介類【Seafood】
ビールセット【Beer set】
お歳暮にビールセットは定番ですが、お相手がご自宅で飲むかどうかやどのような銘柄を好んで飲むかを把握しないで贈ると迷惑になることがありますので、気を付けるようにしましょう。
お肉【Meat】
ハム【ham】
洋菓子・スイーツ【Sweets】
フルーツ【Fruits】
お歳暮にフルーツを贈る場合には、美味しいフルーツを見分けましょう。
梨(なし)は水分の量だけ重い方を選びます。
リンゴは、かたいリンゴがおすすめで、たたくと高い音がするのが美味しいです。
バナナは、シュガースポットが出た時が食べごろです。
調味料【Seasoning】