伝統工芸

日本刀【Japanese Sword】

日本刀

日本刀とは【About Japanese Sword】

刀(かたな)は、日本古来より「剣(つるぎ)」とう名称から派生した武器として生産され、片面にしか刃(は)がなく、反り返っているものを指します。
日本刀(にほんとう)は、海外諸国が生産する剣とは区別されており、日本固有の鍛冶製法によって作られた刀類の総称です。
日本刀が作られるようになったのは、平安時代末期以降に主流となり、明治維新後の廃刀令(1876年3月28日)まで身につけていた刀剣です。
平安時代以前の大和時代には、真っ直ぐな直刀(ちょくとう)で、相手を突いて倒したタイプです。
寸法により「太刀(たち)」「脇差(わきざし)」「短刀(たんとう)」などに分類されます。



日本刀は今では珍しい一品ですが、戦国時代などには、武士なら誰しも身につけていた武器で、合戦では相手を倒すために刀を振り下すタイプで主力の攻撃方法でした。
現代では、日本伝統技術から造られたその美しさから観賞用として取り扱われております。

日本刀はみるからに重厚感があり、その重さは、平均的な刀で重さ約1.5kg程度といわれております。
日本刀を振り回すのは相当な力が必要で、戦国時代の武士たちはこの日本刀を巧みに操っていました。
剣道で使用する竹刀の重さが500グラムくらいなので、3倍もの重さとういうことになります。

日本刀の種類【Types of Japanese Swords】

太刀【Long sword】

太刀(たち)は、刃の長さが約60cm(2尺)~約90cm(3尺)ほどある刀を指します。

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脇差【Short sword】

脇差(わきざし)は、1尺(30.3 cm)以上、2尺以下のもので、刀と同じく腰に指します。

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短刀【Dagger】

長さが1尺(30.3 cm)以内のもので、腰刀(こしがたな)とも呼ばれます。

日本刀の構造【The structure of the Japanese sword】


日本刀の作り方【How to make Japanese swords】

日本刀を作るには、多くの工程があり、巧みの技がふんだんに盛り込まれています。
日本刀製造の概略は、刀の材料となる炭素量1~1.5%程度の玉鋼(たまはがね)を最初に赤くなるくらいまで熱して5mm~9mm程度まで打ち伸ばしたものを水に入れて急冷し焼きを入れます。この作業を「水へし」と呼びます。
板状になったものをてこ棒と呼ばれる棒に積みます。これを積み沸かしと言います。
積み沸かし後に塊になったら、形を長方形に伸ばして切れ目を入れて折り曲げます。
この作業を繰り返して鍛錬しては延ばし、切って折り曲げるを繰り返します。

伝説の日本刀【The legendary Japanese sword】

和包丁【Japanese knife】

和包丁(わぼうちょう)は、日本刀と同じ原理で作られており、鋼(はがね)と軟鉄(なんてつ)という2種類の鉄をつけることでできています。
鋼は硬く割れやすく、軟鉄は軟らかく壊れにくいため、お互いの弱点を補いながら切れ味鋭い包丁が出来上がります。
包丁の製造工程は、鋼に「鉄のり」というホウ酸などを調合した金属のりをつけます。続いての工程は「火造り」という作業で、800℃に熱せられた軟鉄の上に鋼を置き、何度も過熱し打ち付けます。
包丁の原理は、加工硬化と言われる現象で、鉄を叩くと分子の配列が変化し、叩くほどに硬くなります。
形を整え、再び焼き入れを行います。そして1000℃ぐらいまで加熱し、水に入れて急激に冷やします。この作業を繰り返し、最後に切れ味を決める「刃付け」という砥石で磨きます。

和包丁の研ぎ方【How to sharpen Japanese knives】

日本刀に関連する施設

刀剣博物館【Sword Museum】

刀剣博物館(とうけんはくぶつかん)は、代々木での博物館展示は終了し、平成30年1月19日から両国にて展示再開する日本刀文化の普及のため、日本美術刀剣保存協会の付属施設として昭和43年に開館しました。

名 称 刀剣博物館【Sword Museum】
住 所 〒130-0015 東京都墨田区横網1-12-9
交 通 JR総武線「両国」駅西口から徒歩7分
TEL 03-6284-1000
開館時間 9:30 ~ 17:00 (入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合開館、翌火曜日休館)・展示替期間・年末年始
入館料 大人 1,000円/高校・大学・専門学校生 500円/中学生以下 無料
ホームページ 公式ホームページ

日本刀アニメ【Japanese sword animation】

刀剣乱舞【Toukenranbu】

刀使ノ巫女【Tojinomiko】

刀使ノ巫女(とじのみこ)は、女子高生と日本刀を題材にした、異形の存在「荒魂」との戦いを描くオリジナルアニメーションです。

るろうに剣心【Rurouni Kenshin】

るろうに剣心(けんしん)は、明治時代初期の日本を舞台に、幕末志士だった緋村剣心が仲間たちと出会い、激動の時代を生き抜いてきた宿敵たちと戦いながら、新しい時代での生き方を模索する歴史物アニメーションです。

日本刀のイベント【Japanese sword event】

日本刀と未来展【Japanese sword and future exhibition】

刀剣乱舞で学ぶ特別展「日本刀と未来展」-刀剣男士のひみつ-が、日本科学未来館 1 階 企画展示ゾーン(東京都江東区青海2-3-6)で2024年7月10日(水)〜 10月14日(月)まで開催されます。
日本刀と未来展【Japanese sword and future exhibition】の詳細はコチラ

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