初誕生とは【About First birthday】
初誕生(はつたんじょう)は、生後一年目に赤ちゃんが初めて迎える誕生日で、無事の成長を祝います。
戦前までの日本は、新年に年をとるのがならわしで、誕生日を祝う風習はなかったのですが、現代と違い、食べ物が十分ではなく、赤ちゃんが生まれて最初の一年目は無事に育ったとして盛大にお祝いをしました。
当日は、赤ちゃんの機嫌の良い昼の時間帯を選び、両方の祖父母や近親を招いて祝いの餅をついたり、赤飯や尾頭付きの魚で料理を振る舞います。
招かれた人は、赤ちゃんの衣類やおもちゃを贈り、招待側は紅白の祝い菓子などを内祝いとして贈ります。
一升餅の祝い【Issho Mochi ceremony】
一升餅(いっしょうもち)とは、一升のお米(約1.8kg)で作ったお餅です。
一升餅の一升と、子どもの人生として将来=一生(いっしょう)を掛けて、食べ物に困らない生活ができるようにとお祝いします。
お祝いの仕方は、一升餅を背負います。
地域により、「背負う」「踏みつける」「抱える」などさまざまありますが、1歳には重たいので頑張って背負う姿は感動します。
これまで無事に成長してくれたこと、これからも順調に成長することを願いましょう。
一升餅の作り方【How to make a Issho Mochi】
初誕生を祝う場所【Place to celebrate first birth】
初誕生を祝う場所は、ご自宅や初誕生をサービスとして提供するお店もあります。
ご自宅なら、リラックスしたくつろいだ感じで、過ごすことができます。
すくすく成長して喜ばしいことですが、満1歳はまだまだ手がかかりますので、周りを気にしなくてすむご自宅でお祝いする傾向が強いです。
かしこまった感じで初誕生をお祝いしたい場合は、お店に足を運んでお祝いするのがよいでしょう。
選び取り【Picking】
選び取り(えらびとり)は、子どもの前に複数のモノを並べて取り上げたものの意味合いで、将来を占う行事です。