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ことわざ【Proverb】

ことわざ

ことわざとは【About Proverb】

諺(ことわざ)とは、先人が生活の中から編み出した鋭い風刺や教訓・知識・経験などを含んだ、長い時間をかけて形成された簡潔な言葉です。俚諺(りげん)ともいいます。
先人からのメッセージではあるので、時に鋭く時に皮肉に、生きるためのヒントや戒めとして利用価値があり、詳細な説明の代わりとして、あるいは、説明や主張に説得力を持たせる効果的手段として用いられます。
現代の日常生活では、あまり使われることが少なくなりましたが、先人の知恵や経験を知り、生活の知恵として取り入れることも時に必要です。


文賢

あ行ことわざの一例

青は藍より出でて藍より青し

青は藍より出でて藍より青し(あおはあいよりいでてあいよりあおし)は、弟子が師匠の元で学識や技量を学び、やがて師匠を越えてしまい、より素晴らしい業績を上げることのたとえです。

一年の計は元旦にあり

一年の計は元旦にあり(いちねんのけいはがんたんにあり)は、新年にあたり、一年の計画は、年の初めである元旦(がんたん)に立てるべきであり、物事には、最初にしっかり計画を立てることが重要であることの教えです。

雨降って地固まる

雨降って地固まる(あめふってじかたまる)は、雨が降った後は、地面が濡れて土壌が固まり土埃もたたずに良い状態になることから、悪いことが起こった後で、よりよくなることを指します。

か行ことわざの一例

後悔先に立たず

後悔先に立たず(こうかいさきにたたず)は、既にしてしまったことや終わったことは、後でいくら悔やんでも、手遅れで取り返しがつかないことです。手遅れにならないよう、事前準備や計画的にことを運ぶ必要があるという戒めです。

さ行ことわざの一例

心頭滅却すれば火もまた涼し

心頭滅却すれば火もまた涼し(しんとうめっきゃくすればひもまたすずし)は、己の心の持ち方次第で、どのような苦難(心の痛みや悲しみ)、困難なども苦痛とは感じられなくなり、平常心でいられるという意味のことわざです。
悟りを開いたかのような言葉ですが、神経を集中させれば、火でさえも涼しく感じられるという故事に基づいています。

千里の道も一歩から

千里の道も一歩から(せんりのみちもいっぽから)は、千里という遠い道のりも、まずは、第一歩を踏み出すことから始まるという意味です。どんなに大きなことがらであっても、コツコツと努力を重ねていった結果、大成功を収めるということを促すことわざです。
千里=1,000里となり、1里は約4kmのため、1,000里=4,000kmとなります。残念ながら日本の端から端を図っても、4,000km未満です。里は尺貫法(しゃっかんほう)という長さ・面積の単位の1つです。

備えあれば憂いなし

備えあれば憂いなし(そなえあればうれいなし)は、いつ何時なにがあるかわからいなので、普段から準備をしておけば、いざというとき何も心配せずに対応ができることを指します。

た行ことわざの一例

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花

立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花(たてばしゃくやくすわればぼたんあるくすがたはゆりのはな)は、美人を形容して表現することわざで、「芍薬(しゃくやく)」「牡丹(ぼたん)」「百合(ゆり)」はすべて日本古来の花であり、その出で立ちを表しています。
芍薬は、スラリと上に真っ直ぐ伸びるので、その姿が和服を着た女性の美しい立ち振る舞いを表します。

な行ことわざの一例

能ある鷹は爪を隠す

能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす)は、狩りが上手な鷹は、普段は鋭い爪をむき出しにせず隠しておくことから、才能や実力のある人は、その能力を見せつけたり自慢したりせず、いざという時にだけ真価を発揮するということです。
口だけでアピールする人には、大した実力は備わっていないことのたとえです。

は行ことわざの一例

早起きは三文の徳

早起きは三文の徳(はやおきはさんもんのとく)は、早く起きると良いことがおきるという意味を持つことわざです。
朝起きることに対して、早い時間に目を覚まして起きるか、遅い時間に起きるかで、人生は変わります。
「三文」とは、「一文銭」が3枚という価値で、「一文銭」は、江戸時代に広く流通した通貨(つうか)「寛永通宝(かんえいつうほう)」を指します。
現代に換算すると100円程度のわずかな価値しかない三文ですが、早起きするだけでそのくらいの徳(得)があるものだという例えですから、是非早起きをして徳をつみましょう。
勉強や仕事をする上でも朝の時間帯は集中できる非常に貴重な時間です。

ま行ことわざの一例

実るほど頭を垂れる稲穂かな

実るほど頭を垂れる稲穂かな(みのるほどこうべをたれるいなほかな)は、人生の哲学を表現しています。稲穂が成長して実が大きくなればなるほどその重みで実が垂れてくる様子が描かれています。ここでの「実るほど」は、稲穂が実を結び、豊かに成長している様子を表しています。「頭を垂れる」とは、その重みで穂先が地面に向かって垂れ下がる様子を言います。稲穂が実っている様子を通して、謙虚さや人生のあり方を教えています。稲穂が実り頭を垂れるように、人も物事も実りを結び、成果を得ると謙虚であることが大切だという意味が込められています。また、人生の中で成功や豊かさを得るには、人格者(立派な人、出来た人)ほど謙虚であることが重要であるとも解釈されます。

諸刃の剣【Double-edged sword】

諸刃の剣(もろはのつるぎ)は、一方では、非常に役にたったり、有効な方法であったりするのに、他方では、大きく損害をもたりしたり、失敗したりする危険があることのたとえです。
刀には、日本刀のような片刃ではなく、両方が切れる刃になっているものもあり、一つ間違えれば自分も傷ついてしまうことから、両刃の剣(りょうばのつるぎ)とも言います。

ら行ことわざの一例

良薬は口に苦し【Good medicine is painful to mouth】

良薬は口に苦し(りょうやくはくちににがし)とは、良薬とは「良い薬」を表しています。良い薬というものは苦くて飲みにくいものですが、病気のためにはとても効果があるものです。
それと同様に、ご自身のためを思ってしてくれる忠告などは、本来ありがたいものですが、聞くに堪えがたいものです。
良薬と思って素直に受け入れるか、そうでないかはあなた次第です。

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