年賀状とは【About New Year’s card】
年賀状(ねんがじょう)は、新年に郵送される挨拶状です。日本文化として根付いています。
旧年中の感謝と新しい年を迎えたことを喜び、人とのつながりを深め変わらぬ厚情を依願する気持ちを述べます。親しい相手の場合は近況を添えて送ります。
日本古来の風習として年始のご挨拶は、本人が先方へ出向いて述べるものでしたが、新年のご挨拶をハガキに書いて郵送するようになり、年賀状を出す習慣が全国的に定着しました。
年賀状のはじまり【The beginning of the New Year’s card】
年始のご挨拶を述べるために訪問することがしきたりでしたが、冬休み、冬期休業を利用して旅行など外出の機会が増えたことにより、玄関に名刺受けを置いて家人が顔を見せないことが多くなりました。
そこで、年始回りの客人も新年のあいさつ回りの代わりに、葉書【Postcard】に新年を祝う言葉を書いて郵送するようになり、郵便制度の発達とともに全国的に年賀状が定着するようになりました。
年賀状の書き方【How to write a New Year’s card】
年賀状を書くときには、年賀ハガキを用意するのが一般的です。
今年いただいた年賀状の枚数、いつもお出しする枚数はしっかり把握しておきましょう。
年賀はがきの購入場所は、「郵便局」や「コンビニエンスストア」「スーパー」「駅前」などでも販売されているケースがあります。
毎年、11月1日に販売されているので、早めに用意することをお勧めします。
最近、郵便局で販売されている年賀ハガキには、キャラクターなどの絵柄が可愛い年賀ハガキも販売されていますので、送られる方も楽しめます。
現在の販売価格は、1枚52円(税込)で家庭用プリンターでもキレイに印刷ができるインクジェット式が主流です。写真用にすると1枚62円(税込)です。
裏書ついて【About endorsement】
年賀状の準備ができましたら、裏書に何を書くかを決めます。
文字だけでも良いですが、写真やイラストなどを交えてオリジナルの年賀状にすると受け取ったほうも楽しめます。
親しい間柄とはいえ、不愉快な気持ちになるような裏書は絶対にやめましょう。面白半分で受けを狙う年賀ハガキもありますが、失礼にあたりますので十分に注意しましょう。
師走の忙しい時期には、枚数が多いと裏面は印刷に頼りたいと考えてしまいます。年賀プリントとであっても余白に自筆の文章を記載すると気持ちが込められているといえるでしょう。
文章を書く際には、不吉なことを連想させるような言葉は使わないように注意します。
年始のご挨拶なので、「なくなる」「失う」「病む」など実際にあった出来事を述べる場合でもこれらの言葉はやめておきます。
日付は、元日の朝を意味する「元旦」「一月一日」「一月元旦」と記載します。
干支ついて【About zodiac】
その年に該当する干支を挿絵とすることも多く、デザインセンスの見せどころです。干支の顔が家族にの顔になっていたりとかなりユニークな表現で家族の成長を報告しています。
2019年の干支は「亥(い)」です。
2018年の干支は「戊(いぬ)」でした。
2017年の干支は「酉(とり)」でした。
賀詞ついて【About greetings】
賀詞は、「賀正」「謹賀新年」「賀春」「あけましておめでとうございます」が一般的です。
例文としては、
「謹んで新春のお慶びを申し上げます。今年も良き年でありますようにお祈り申し上げます。」
「謹んで新年をお祝い申し上げます。皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。」
などがあります。
ペン文字【Pen character】
筆ペン一つでオシャレに描く年賀状はさりげない温かみを感じます。
表書ついて【About Inscription】
裏書ができましたら、表書に宛名などを記載します。自筆で書くのが最も丁寧です。
筆が一番ですが、最近では筆ペンなどの便利な道具があります。文字ははっきりとした字で書くようにします。
年賀状の投函時期
年賀状が出来上がりましたら、12月25日頃までにはポストに投函しましょう。
25日を過ぎると、元日の朝(元旦)に届かなくなる可能性があります。
2017年から1月2日は郵便局が配達を行わないことになり、元日到着の計画は重要です。
できるだけ余裕をもって仕上げるために、早めに年賀状を買い求めて早めに作成します。
印刷サービスでお願いすると一週間ほどかかる場合もあります。
落ち着いて宛名書きをするためにも年賀状が発売されたらすぐにでも購入するのがベストです。
ただ、宛名書きは、喪中の方がいる場合も考える必要があります。それを踏まえると12月中旬頃でも十分間に合います。
年賀状に必要なもの
オリジナルの年賀状は、受け取る方も楽しみなものです。年賀状を作る際に必要なグッズなどをご紹介します。
年賀状素材集【New Year’s card Stock】
裏書は素材が勝負です。オリジナル年賀状でご挨拶の気持ちをこめましょう!
心に残る和の年賀状 酉年版 (インプレスムック)
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年賀状作成ソフト【New Year’s card creation software】
年賀状作るなら、定番ソフトでラクラク作成。使いやすいソフトウェアが人気です。
筆まめVer.27 通常版
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プリンター【Printer】
ご家庭での年賀状印刷には、クオリティの高いプリンターが必要です。キヤノンのプリンターはトップクラスのクオリティです。
Canon キヤノン プリンター インクジェット複合機 TS9030 RD レッド
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喪中の場合【In the case of mourning】
喪中の場合、年賀状を出すことは控えます。
代わりに、年賀欠礼の挨拶状を出します。相手が年賀状の用意をする前には出したいものです。遅くとも11月末日までには相手に届くように調整するようにしましょう。
喪中の期間は、明治7年の太政官布告には父母の死亡には、忌み日50日、服日13ヵ月、夫は30日に13ヵ月、妻と子は20日に13ヵ月、祖父母は30日に3ヵ月などと定められていました。
現代では、1年程度を喪中期間としています。
年賀欠礼状は、印刷する場合がほとんどです。
年賀状の整理【Organizing New Year’s card】
住所変更があったり、結婚で姓の変わった友人、知人は住所録に訂正し、出しそびれた方には寒中見舞いをしましょう。
年賀状お年玉抽選会【Lottery】
年賀状で新年のご挨拶をする以外にも楽しみがあります。
お年玉付き年賀ハガキの場合は、1月15日以降に当選番号が発表されます。
日本郵政のホームページでも確認できますので、届いた年賀状は大切に保管しておいて、番号を確認しましょう。
お年玉抽選番号発表はコチラ
寒中見舞い【Cold sympathy】
寒中見舞い(かんちゅうみまい)は、「厳寒期における季節の挨拶」「年賀状の返礼に遅れた場合」「喪中の場合」に送る葉書です。
「寒中」とは、二十四節気の「小寒(しょうかん)」と「大寒(だいかん)」にあたる期間で、大寒の最後の日である「節分」までに送る風習があります。
寒中見舞いの例文
寒中お見舞い申し上げます
厳しい寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
おかげさまで私どもは無事に過ごしておりますので、ご安心ください。
余寒も厳しいようですが、
時節柄、くれぐれもご自愛ください。
10枚入り 寒中見舞いはがき(ポップ)KS-42
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