ビールとは【About Beer】
ビールとは、黄金色の液体の中に、炭酸ガスが封入され、冷えたビールを喉で味わう大人の飲み物です。
日本発祥というわけではありませんが、日本のビール消費量も大国に負けず劣らずで、メーカーも日本独自の進化とともに様々な種類のビールを生産しています。
ビールの本場はドイツ(ドイツ連邦共和国)です。全土1,350余の醸造所の半数が集中する正式名称バイエルン自由州。バイエルン州は麦、ホップが特産で、ビール原料に恵まれています。
その州都であるミュンヘンは「ビールの首都」と呼ばれ、明るいうちからジョッキを片手に陽気に掲げる光景が日常です。スーパーでは水よりも安価で、年間1人当たりのビール消費量は100Lを超えるそうで、世界の五本の指に入り日本人の2倍以上になるようです。
また、世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が毎年開催されます。テントと呼ばれる体育館のような大小の鉄骨建築が建ち並び、週末には空席を見つけるのも難しいそうです。
このオクトーバーフェストは日本各地でも例年開催されるようになり、仲間が陽気に唄ったり踊ったりとイベントとして盛り上がり、ビールの消費量も促しています。
ビールのホップの中には、女性ホルモンと類似した物質が含まれており、ビールを飲むことで、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の進行を抑える働きがあるそうです。また、エストロゲン作用があるので、更年期障害を抑える効果もあるようなので、女性は骨粗鬆症予防と更年期障害予防にビールをどんどん飲むべきですね。1日200~350cc 缶ビール1本分程度でよいそうです。
ただ、何事もそうですが、飲みすぎはご注意です。
ビールの歴史【Beer history】
ビールの歴史は古く、世界最古の都市文明シュメール時代には、すでに完成されたビールの原型があったそうです。
麦から作られるビールは、長い歴史の中で進化し、中世ヨーロッパでホップが使われるようになり、ヨーロッパ大陸からイギリスにいたるまでホップを利用したビールが浸透しました。
このホップは、香りや味が優れていたばかりではなく、麦汁を澄ませ、雑菌の繁殖を防ぐ効果がありました。
室温で発行させる高温発酵が主流でしたが、冬の時期や氷で冷却をしながら発行を行う、低温発酵により、おだやかなビールが登場し人気になりました。
ドイツのミュンヘンはこの低温発酵のビールで一躍有名になったのです。
日本のビールは、アメリカ人ウィーガンドとコープランドの二人が、明治2年に横浜で居留外人向けに始めたビール醸造だと言われています。その7年後には、北海道開拓使が札幌に本格的なビール醸造所を開設しました。
現在では、大手ビールメーカーといえば、「キリン株式会社(東京都中野区)」「アサヒビール株式会社(東京都墨田区)」「サントリーホールディングス株式会社(大阪府大阪市)」「サッポロビール株式会社(東京都渋谷区)」「オリオンビール株式会社(沖縄県浦添市)」です。
最近では、クラフトビールも女性の間で人気が高まり、「株式会社ヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)」から発売の「よなよなエール」という商品が売れています。
日本初のビアホールは、明治32年(1899年)に東京都新橋に、ヱビスビールの宣伝を目的として「恵比寿ビヤホール」という名称で開店しました。
ビールの原料【Beer ingredients】
ビールの原料(げんりょう)は、基本的に「麦芽(ばくが)」「ホップ「酵母(こうぼ)」「水」の4種類から成り立ちます。
これら以外に副原料として、「とうもろこし」「フルーツ」「ハーブ」などが利用される場合がありますが、酒税法のビールではなく、「発泡酒」などと呼ばれることがあります。
ビールの定義【Definition of beer】
ビールと呼ぶには定義がありますが、2018年4月からこのビールの定義が変わります。
現在の酒税法で「ビール」の定義は、麦芽が原料の67%以上となり、副原料は麦や米、とうもろこしに限定されています。
麦芽が原料の67%以下のものはすべて「発泡酒」に分類されています。また、麦芽の比率が67%以上であっても、味付けや香りづけのために副原料に果物や香辛料を使っているクラフトビールなどは発泡酒として分類されています。
2018年4月には、麦芽の原料の比率が50%に引き下げる方針で、副原料に果物や香辛料を使ってもビールに分類されるようになります。
ビールの免許取得条件は、製造が年間60キロリットル以上であり、販売は年間50キロリットル以上が必要でした。
一方、発泡酒の免許取得条件は、製造が年間6キロリットル以上であり、販売は規定がありません。
ビールの定義が変わると、新規参入として発泡酒の免許でよかったメーカーがビールの免許を取得する必要がでてくるケースもあります。
ビールの製造工程【Beer production process】
ラガービール【Lager Beer】
ラガービールは下面発酵で造られるビールです。
低温で熟成され、雑菌が繁殖しにくいため管理がしやすく、すっきり飲みやすいのが特長です。
エールビール【Ale beer】
エールビールは上面発酵で造られるビールです。
常温で発酵、熟成させて製造されるため腐りやすいですが、香りが芳醇で濃厚な味わいが特長です。
ビールの美味しい飲み方【Delicious drinking of beer】
夏の暑い日にキンキンに冷えたビールを一気に流し込むことこそ、夏の醍醐味といえます。
ビールの適温は、夏場は6~8℃、冬場なら10~12℃ぐらいがちょうど良いとされています。ビールを美味しく飲むための基本的な知識をお伝えします。
保存方法【Preservation method】
ビールは直射日光にされされることを嫌います。紫外線による影響で香りが損なわれます。保存する場合は、直射日光を避け暗く温度の低い場所に保管します。
通常は。冷蔵庫の中に冷やした状態で保存していると思いますが、大容量冷蔵庫でない場合は、押入れやシンク下などに保存し、飲む量だけ冷蔵庫に保存するのが良いでしょう。
温度【Temperature】
冷蔵庫は適温で調節されますが、冬場に外へ置いておくと、凍るほど冷えすぎてあまりおいしく感じなくなります。
飲む5、6時間前に冷蔵庫に入れて冷やしておくのが一番美味しさを感じるのではないでしょうか。
また、グラスを冷やしておいて、ビールを注いだ時に常温になる時間帯をできるだけ短くしておくのもビールを美味しいく飲むコツです。
ビールの泡【Beer foam】
ビールをつぐときに注意する必要があるのは、泡です。泡の量が多くても少なくても美味しいビールとは言えません。
美味しいビールは、きめ細かい泡が、ビールグラスの1~2割程度が適量といわれています。
あの泡の役割は、蓋の役割をして炭酸ガスが抜けてしまうことを防いでいるため、泡の無いビールはまずく感じてしまいます。
また、途中でビールをつぎ足してしまうと、ぬるくなり泡も少なくなっていることから、気が抜けたビールとして味が悪くなりますので、飲み切ってからつぐようにしましょう。
ビールを美味しく飲む道具【A tool to drink delicious beer】
ビールを美味しく飲むための道具をご紹介します。ビールを美味しく飲むには、口当たりが重要になるため、人によってグラスの厚みが好みで分かれます。グラスの厚みが薄いほど口当たりよく感じることができます。
ビールグラス【Beer glass】
ビールジョッキで飲むのも格別、薄口のビールグラスで口当たりよく飲むのもまた格別です。
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クラフトビール【Craft beer】
ビールの贈り物【Beer gifts】
化粧箱入り ハレの日仙人2014 (超々長期熟成ビール) プレミアムギフト
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ビール工場見学【Beer factory tour】
ビール工場見学は、ビールの製造工程を見学できる施設です。無料で見学できるうえに、美味しいビールを試飲することができます。
いつも飲んでるビールですが、その作られる工程を学べば、より一層美味しいビールを楽しめるのではないでしょうか?
似ているようでも多くの種類が存在し、微妙に違うビールの味の秘密を探りたいへ、日本を代表するビールメーカーの工場が見学できるスポットをご紹介します。
サントリー<天然水のビール工場>東京・武蔵野ブルワリー
ザ・プレミアム・モルツでお馴染みのサントリーが運営している<天然水のビール工場)東京・武蔵野ブルワリーで、工場見学ツアーやセミナー、ビールづくりのこだわりなどビールの楽しみかたをご紹介しています。
<天然水のビール工場)東京・武蔵野ブルワリーの詳細はコチラ
キリンの工場見学
一番搾りでお馴染みのキリンビールは、全国各地にビール工場を建設しており、それぞれの工場で工場見学ができます。ビール工場見学では、できたてのビールやソフトドリンクが無料で試飲できます。ビールづくり体験教室やセミナーも開催しています。
キリンの工場見学の詳細はコチラ
アサヒの工場見学
スーパードライでお馴染みのアサヒビールは、全国各地にビール工場を建設しており、それぞれの工場で工場見学ができます。ビール工場見学では、できたてのビール試飲やセミナーも開催しています。
スーパードライは、1987年に販売が開始されたドライビールで、当時としては、まだ辛口ビールの文化が根付いていない時代でした。現在では、日本を代表するドライビールとして、ビール業界で確固たる地位を築いています。
アサヒの工場見学の詳細はコチラ
サッポロビール工場見学とミュージアム
黒ラベルでお馴染みのサッポロビールは、全国各地にビール工場を建設しており、それぞれの工場で工場見学ができます。ビール工場見学では、できたてのビール試飲やセミナーも開催しています。
サッポロビール工場見学の詳細はコチラ
美味しいビールが飲めるお店【A delicious beer can be drunk】
ビヤホールライオン銀座七丁目店【Beer Hall Lion Ginza 7-chome shop】
ビヤホールライオン銀座七丁目店は、現存する日本最古のビヤホールで、昭和9年(1934年)に誕生した創建当時のレトロな雰囲気の店内で生ビールが飲めるお店です。
店 名 | ビヤホールライオン銀座七丁目店【Beer Hall Lion Ginza 7-chome shop】 |
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住 所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座7-9-20 銀座ライオンビル 1F |
交 通 | 東京メトロ銀座線「銀座」駅から徒歩3分 JR「有楽町」駅から徒歩7分 JR「新橋」駅から徒歩7分 |
TEL | 050-5869-8782 |
営業時間 | [月~土]11:30~23:00 [日・祝]11:30~22:30 |
定休日 | 無休 |
ホームページ | ビヤホールライオン銀座七丁目店食べログページ サッポロライオン公式ホームページ |
ビールイベント【Beer event】
日本クラフトビール業界団体連絡協議会(以下クラビ連)は、日本のクラフトビール誕生30周年記念イベントとして、2025年4月9日(水)〜13日(日)に「ビアEXPO2025」を幕張メッセにて開催いたします。日本初のクラフトビールに特化いたイベントであり、クラフトビール業界の関係者のみならずビールファンも含め多くの来場がみこまれます。
ビールに関連した公式サイト【Official site related to beer】
ビール酒造組合
ビール酒造組合は、「キリンビール株式会社」「サッポロビール株式会社」「サントリ-ビール株式会社」「アサヒビール株式会社」「オリオンビール株式会社」のビール会社5社で昭和28年に設立された特別認可法人です。
ビール酒造組合ホームページの詳細はコチラ