盆栽とは【About Bonsai】
盆栽(ぼんさい)とは、鉢(盆栽鉢、盆器)に植え付けした草木を、「枝ぶり」「葉姿」「幹の肌」「根」の姿を美しく仕立てて楽しむ植物の栽培方法であり、鑑賞するための趣味でもあります。
「盆」は鉢の意であり、「栽」は樹を植えるという意味を表現しています。
盆栽は、日本の四季を通して小さな鉢の中に表現される、植物を用いた壮大な自然の景色を創り出す芸術作品とも言えます。
また、世界的に見ても「BONSAI」の評価はたいへん高く、日本の芸術として海外のBONSAIファンが増加傾向です。
盆栽の「盆」は、鉢を指します。
盆栽の「栽」は鉢に生やす樹木を指します。
高松は松盆栽の全国シェア8割を占める一大生産地です。
盆栽講座【Bonsai lecture】
赤玉土【Akadama】
赤玉土(あかだまつち)は、園芸用の万能用土の一種で、粒状の形状であり、茶褐色が特長的です。
粒の大きさで「大粒」「中粒」「小粒」「細粒」に分類されます。粒が大きい程、水はけがよい状態になります。
赤玉土のpHは5~6の弱酸性です。
葉刈り【Leaf cutting】
葉刈り(はがり)は、新芽と一緒に葉を刈り込む作業です。葉刈りをすることで、木の養分が一時的に減ります。養分が少ないので必然的に一つ一つの葉は小さくなるメカニズムです。
盆栽の種類【Types of Bonsai】
小品盆栽【Petty bonsai】
樹高20cm以下のものを「小品盆栽(しょうひんぼんさい)」と言います。
小型化は盆栽に限らず、日本人の得意な分野の一つです。
サイズの小さな小品盆栽を鑑賞していると、日本人の美徳や心に安らぎが生まれます。
ミニ盆栽【Mini bonsai】
樹高10cm以下のものを「ミニ盆栽」と言います。置く場所にそれほど困らず、机の一角や棚など小さなスペースでも手軽にはじめられますので、初心者はミニ盆栽から始めてみましょう。
盆栽に必要なもの
盆栽【Bonsai】
年に数回可憐な花が楽しめます。名前も縁起がいいでしょ?【白長寿梅の苔玉・くらま岩器セット】 (黒石)
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小品盆栽:五葉松(瀬戸焼変形鉢)*
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桜盆栽 これで自宅で 桜を楽しめる さくら盆栽 4月中頃に開花します。
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苔テラリウム【Moss terrarium】
苔テラリウムは、透明のガラス容器に石や木片などを入れ、苔を育てる園芸の一つで、小物を使って自分だけの小さな庭園を作ることです。
見ているだけでリラックスできるという理由から、ここ数年で注目が集まっています。
苔好き女性を苔ガールといい、流行しているようです。
苔には、「蘚類(せんるい)」「苔類(たいるい)」「ツノゴケ類」の3種類があります。
ウマスギゴケは、キレイな杉の枝の形をしているのが特徴です。
ツノゴケ類は、日本に17種類しかない貴重な苔です。
苔には、水や空気をキレイに浄化してくれる効果があります。
梅雨の時期に、青々と輝きを放つ美しい苔の名所をご紹介します。
箱根美術館 苔庭
箱根美術館の苔庭は、200本の紅葉と約130種類と日本一苔の種類が多く生息しているといわれています。
庭園が国の登録文化財に指定されているので、大勢の観光客が楽しみに来られます。
祇王寺
平家物語にも登場する祇王寺は、境内に約40種類の苔が生息しています。
四季の移り変わりが楽しめるのも特長です。
白駒の池
500種類以上の苔が生息し、日本屈指の苔の森です。
西芳寺
苔が緑の絨毯を思わせることから「苔寺」とも呼ばれ、世界文化遺産にも登録されています。
白谷雲水峡
映画「もののけ姫」のモデルになった。幻想的な風景が広がります。
盆栽関連イベント【Bonsai event】
世界盆栽大会inさいたま
盆栽の普及と国際親善に大きく貢献してきた盆栽大会です。
来場者は、世界40か国の地域から45,000人以上の人が集まりました。
世界盆栽大会inさいたまの詳細はコチラ
大盆栽まつり
毎年5月3日・4日・5日に、さいたま市北区盆栽町で行われるイベントです。
数多くの名品盆栽の展示や即売会などが開催されています。
盆栽に関連する公式サイト
公益社団法人 全日本小品盆栽協会
小品盆栽に関する展覧会を開催し、小品盆栽に関する人材育成等、技術の向上及び普及発展を図り、文化向上に寄与することを目的とした協会です。
公益社団法人 全日本小品盆栽協会の詳細はコチラ
盆栽美術館【Bonsai Museum of Art】
盆栽美術館(ぼんさいびじゅつかん)は、日本の伝統文化を表現する盆栽の美しさとその内に秘められた自然の厳しさ素晴らしさを少しでも多くの人に味わっていただきたいと募る思いを結実させた美術館です。
名 称 | 盆栽美術館【Bonsai Museum of Art】 |
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住 所 | 〒132-0001 東京都江戸川区新堀1-29-16 |
交 通 | JR総武線「小岩」駅南口下車、京成バス76番より乗車京葉口下車 |
TEL | 03-3670-8622 |
開館時間 | 10:00~17:00 |
休館日 | 月曜日(祝祭日の場合は開館致します。) |
料 金 | 一般:800円(税込) (お茶付き) 学生:600円(税込) その他団体割引有り |
ホームページ | 盆栽美術館公式ホームページ |
大宮盆栽美術館【Omiya Bonsai Museum of Art】
盆栽の美術館です。コレクションギャラリーや盆栽庭園などの見どころがあります。
名 称 | 大宮盆栽美術館【Omiya Bonsai Museum of Art】 |
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住 所 | 〒331-0804埼玉県さいたま市北区土呂町2-24-3 |
交 通 | JR宇都宮線「土呂」駅下車 東口より徒歩5分 |
TEL | 048-780-2091 |
開館時間 | (3月~10月)午前9時~午後4時30分 ※入館は午後4時まで (11月~2月)午前9時~午後4時 ※入館は午後3時30分まで |
休館日 | 木曜日(祝日の場合は開館) 年末年始、臨時休館日あり |
料 金 | 一般 300円(200円) 高大生・65歳以上 150円(100円)/ 小中学生 100円(50円) |
ホームページ | 大宮盆栽美術館公式ホームページ |
BonsAI
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