けん玉とは【About kendama】
けん玉(けんだま)は、穴のあいた球体に「けん先」と呼ばれる棒をさしたり、大皿に球を乗せたりして遊ぶ日本の代表的な娯楽玩具です。
現在では、世界各国で遊ばれていて、球技種目としてスポーツ分野までに発展しています。
けん玉には脳を活性させたり、集中力をアップさせたりする効果があるそうで、子供たちにも良い影響を与えるおもちゃです。
けん玉の歴史【History of Kendama】
日本の伝統的な民芸・玩具として親しまれているけん玉ですが、その原型は海外にあり、時代を経て独自の進化を遂げてきました。
フランスを中心にヨーロッパで「ビルボケ(Bilboquet)」と呼ばれる杯状の受け皿と玉を使った遊具が流行。貴族階級の社交遊びとしても親しまれました。
江戸時代にシルクロードから長崎の出島を通じて日本へ伝来。文献『拳会角力図会』(1809年)などに「安永六年(1777年)頃に伝わった」という記述があります。当時は子供向けではなく、酒席の余興(失敗したら酒を飲むゲーム)として大人の間で楽しまれていました。
明治時代、文部省の教材指導書で紹介されたことを機に、子どもたちの遊びとして普及。「日月ボール(にちげつぼーる)」などと呼ばれるようになりました。
広島県呉市の江草文吉氏が、従来の鼓型に改良を加え、現在の「剣・皿胴・中皿・玉」の構造を持つ「日月ボール」を考案・実用新案登録。大正〜昭和初期にかけて全国的な大ブームとなります。広島県廿日市市(はつかいちし)は木工技術を活かした一大産地となり、「けん玉発祥の地」と呼ばれています。
昭和50年には、童話作家の藤原一生氏らによって「日本けん玉協会」が設立。統一ルールや段級位制度、規格化された「競技用けん玉」が誕生し、単なる昔遊びからスポーツ・競技へと発展しました。
アメリカのエクストリームスポーツ愛好家が動画を投稿したことをきっかけに、ストリートカルチャーやスキルトイ「KENDAMA」として世界的な人気を獲得。現在では毎年「けん玉ワールドカップ」が開催されるなど、世界的な広がりを見せています。
けん玉各部位の名称【Name of each part of Kendama】
大きな玉は「玉」と呼びます。玉には「穴」が空いており、玉から糸でつながれているパーツは「けん」といいます。
「けん」は複数の部分があり、玉の穴に刺す部分を「けん先」といいます。けん先から下側に下がると、皿銅と呼ばれる部分があり、その左右に玉を乗せる「皿」と呼ばれるパーツがついております。
大きい方を「大皿」で、小さい方を「小皿」と呼びます。
皿銅からさらに下側に下がると「けん軸」と呼ばれる部分があります。
さらに下側に下がった末端にも皿がありますが、これを「中皿」と呼びます。
けん先や皿に玉を刺したり、乗せたりして遊び、技を繰り広げます。
けん玉の持ち方【How to hold kendama】
けん玉の持ち方はさまざまありますが、技によって持ち方が異なったりします。
「皿系グリップ」「とめけんグリップ」などの種類があります。
けん玉の技を安定して成功させるためには、技に応じた正しい持ち方(グリップ)を身につけることが最も重要です。日本けん玉協会で定められている基本の持ち方は主に5種類あります。
大皿持ち(皿グリップ)
主な技: 大皿、小皿、野球など
握り方: 親指と人差し指で「皿胴(お皿のパーツ)」の付け根を挟み、中指を小皿の縁やけんの軸に添えます。鉛筆を持つような感覚で、手首を柔らかく使える状態を保ちます。
とめけん持ち(けんグリップ)
主な技: 前振り、とめけん、もしかめ、飛行機など
握り方: けん先を上(または斜め上)に向け、親指と人差し指で皿胴のすぐ下あたりを挟み、残りの指をけんの柄に軽く添えます。ペンやお箸を持つときの手の形に近い持ち方です。
ろうそく持ち
主な技: ろうそく
握り方: けん先を下に向けて親指と人差し指で「けん先」をつまむように持ちます。中皿が上を向き、ろうそくを立てているように見えることからこの名がついています。
玉持ち(球グリップ)
主な技: 飛行機、ふりこ、灯台など
握り方: けんではなく「玉」を持ちます。玉の穴(けん先が入る穴)を真上に向けて、親指・人差し指・中指の3点で玉を包み込むように軽く支えます。
極意持ち(すべり止め持ち)
主な技: すべり止め極意、うぐいすなど
握り方: けんのすべり止め部分(皿胴と中皿の間)や柄の末端を指先でつまむように持ちます。より高難度のバランス技などで使用されます。
けん玉上達のためのポイント
力まない: 強く握り込みすぎると手首や腕が硬くなり、玉の衝撃を吸収できません。卵を持つくらいの力加減が理想です。
膝(ひざ)を使う: どの持ち方でも、手先だけでコントロールしようとせず、「膝を曲げて落とし、伸び上がりながら引き上げ、キャッチの瞬間に再び膝を曲げてクッションにする」という上下の連動が成功の鍵になります。
けん玉の道具【Tools kendama】
けん玉に使う道具をご紹介します。
けん玉本体【Kendama unit】
けん玉の基本的な形状はかわらないものの、最近の若者の間で流行しているのは、「エクストリームけん玉」という単なる遊びではなく、スポーティでアクロバティック、ストリート系ファッションにも通じるものに進化しています。
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日本けん玉協会認定 競技用けん玉・大空(青)
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日本けん玉協会認定のけん玉。競技、フィットネス、レジャーなど、様々な用途で使える木製知育玩具です。練習用、スクール用、競技用など、様々な用途でお使いいただける木製スキルボールです。 (青地に黒のクラックル模様,知育玩具)
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【モノクロームカラーで技が決まる 競技用けん玉】けん玉 剣玉 けんだま Kendama マット塗装 ミスティカルモノクローム オールブラック [Heart Beat’s]
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けん玉ホルダー【Kendama holder】
けん玉ホルダーは、服やズボン、バッグなどに装着し、けん玉をしっかりと固定するための身につけるアイテムです。
ストリートで、けん玉のパフォーマンスをする際には、とても重宝します。
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本革 けん玉ホルダー エクスホルダー ExHolder 競技用けん玉 山形工房 大空 他各種対応 けん玉アクセサリー ホルダー 持ち運び レザー けん玉 (ナチュラル)
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(ケースのみ)日本けん玉協会認定 競技用けん玉 大空 ブラック 専用収納ケース-Aenllosi
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けん玉の技【Kendama’s technique】
けん玉10級~1級
日本けん玉協会が定める「級位認定技(10級〜1級)」の技の概要と成功のコツです。
10級:大皿(おおざら)
持ち方: 大皿持ち
技の内容: 玉を真下に垂らし、まっすぐ引き上げて最も大きいお皿(大皿)に乗せます。
コツ: 腕の力だけで引き上げず、膝を曲げて落とし、膝を伸ばす勢いで玉を真上にふわりと浮かせます。キャッチする瞬間にもう一度膝を曲げて衝撃をやわらげます。
9級:小皿(こざら)
持ち方: 大皿持ち
技の内容: 玉を真下に垂らし、大皿の反対側にあるやや小さいお皿(小皿)に乗せます。
コツ: けんを少し内側に傾けて小皿を水平にします。大皿と同じく、玉の軌道がブレないよう膝の上下動を使ってコントロールします。
8級:中皿(ちゅうざら)
持ち方: 大皿持ち(または中皿用の持ち替え)
技の内容: けんの柄の底にあるお皿(中皿)に乗せます。
コツ: けん先を手前に向けて構え、中皿の面がしっかり上(水平)を向くように手首の角度を保ちます。
7級:ろうそく
持ち方: ろうそく持ち(けん先をつまむ)
技の内容: けん先をつまんで持ち、中皿に玉を乗せます。
コツ: 指先でけんを安定させ、中皿が傾かないよう注意します。普段よりけんが手元から離れるため、玉の真下に中皿を滑り込ませる感覚を意識します。
6級:とめけん
持ち方: とめけん持ち
技の内容: 静止した玉をまっすぐ真上に引き上げ、けん先に玉の穴を刺します。
コツ: 玉の穴が真下を向いた状態からスタートし、回転させずに垂直に引き上げることが重要です。穴の動きをしっかり目で追い、落ちてくる玉にけん先を合わせます。
5級:飛行機(ひこうき)
持ち方: 玉持ち
技の内容: 玉を持ち、けんを前方に振り出して半回転させ、玉の穴でけん先をキャッチします。
コツ: けんを無理に回そうとせず、腕を前に押し出すように振ると自然に半回転します。けん先が下を向いて落ちてくるタイミングに合わせて、玉をすっと差し出します。
4級:ふりけん
持ち方: とめけん持ち
技の内容: 玉を手前に軽く引いて前方に振り出し、半回転させてけん先で刺します。
コツ: 玉を振るときに手首をこねず、玉の穴が常に自分の方を向くように意識してコントロールします。
3級:日本一周(にほんいっしゅう)
持ち方: 大皿持ち
技の内容: 「大皿(または小皿)→ 小皿(または大皿)→ けん先」の順に玉を移動させます。
コツ: 各皿で玉を弾ませる際、低すぎず高すぎない一定の高さを保ちます。最後にとめけん(けん先)へ刺すため、皿の上で玉の穴の位置を把握しておくのがポイントです。
2級:世界一周(せかいいっしゅう)
持ち方: 大皿持ち
技の内容: 「小皿(または大皿)→ 大皿(または小皿)→ 中皿 → けん先」の順に玉を連続で移動させます。
コツ: 日本一周に中皿が加わります。皿を移るたびにけんの向きや手首の角度を素早く切り替え、常に膝でリズムを取ることで安定します。
1級:灯台(とうだい)
持ち方: 玉持ち
技の内容: 玉を持ち、けんをまっすぐ引き上げて、玉の上にけんの中皿を乗せてバランスを取り、3秒静止させたあと玉をけん先でキャッチします。
コツ: けんが傾かないよう垂直に引き上げることが最重要です。乗せた瞬間はけんの中心(重心)をしっかり見て、膝と手首を使って微調整しながらバランスをキープします。
けん玉段位
日本けん玉協会が定める「段位認定」で登場する代表的な技の概要と成功のコツです。段位審査では単発の成功だけでなく、複数回の試技成功や規定回数の連続動作が求められます。
段位技の習得には、級位技で培った「膝の屈伸によるクッション」と「玉・けんの回転軸をブレさせないフォーム」の安定が不可欠です。
もしかめ(基本種目・規定回数)
持ち方: 大皿持ち
技の内容: 「もしもしカメよカメさんよ」のリズムに合わせて、大皿と中皿の間で玉を交互に連続で移動させます。初段では200回〜500回以上の連続成功が基準となります。
コツ: 腕だけで振るのではなく、膝で一定のリズム(1分間に135回程度のテンポ)を刻み続けます。けんを水平に保ち、玉が跳ね上がりすぎないよう高さを一定に揃えるのが継続の鍵です。
つるしとめけん(準初段〜初段)
持ち方: つるし持ち(糸をつまむ)
技の内容: けん先を上にして玉をはめた状態から、糸を指でつまんで持ち上げ、けん玉を一気に引き上げて空中でけんを握り、落ちてくる玉をけん先で刺します。
コツ: 糸を引き上げる瞬間、けん玉全体がまっすぐ真上に浮くように力を伝えます。玉が離れたら瞬時にけんの柄をしっかり掴み、穴の向きを見極めて刺しにいきます。
はねけん(初段〜二段)
持ち方: 玉持ち
技の内容: 飛行機を決めた状態から、けんを前方に跳ね上げて空中で1回転(360度)させ、再び玉の穴でけん先をキャッチします。
コツ: けんを無理に手首で弾くのではなく、玉を軽く引き上げてからスナップを効かせて送り出します。回転中のけん先を視線で追い、落ちてくる軌道に玉をスッと合わせます。
うぐいす(初段〜二段)
持ち方: とめけん持ち
技の内容: 玉を引き上げ、大皿(または小皿)の縁とけん先の間の斜めの窪みに玉の穴の縁を引っ掛けて乗せ、バランスを取って静止させた後、けん先で刺して決めます。
コツ: 玉を真上に浮かせ、落ちてくるタイミングに合わせて皿の縁にそっと滑り込ませます。玉の穴のフチを引っ掛ける角度を体で覚え、乗せた瞬間に膝を曲げて衝撃を殺すことが重要です。
宇宙一周(二段〜三段)
持ち方: 大皿持ち
技の内容: 「大皿 → けん先 → 小皿 → けん先 → 中皿 → けん先」の順で、皿とけん先を交互に移動させます。
コツ: 世界一周に毎回とめけんが挟まる高難度コンボです。皿からけん先へ刺す際、玉の穴の向きをコントロールできるよう、跳ね上げる高さと手首の角度を一定に保ちます。
灯台とんぼ返り(三段〜四段)
持ち方: 玉持ち
技の内容: 灯台(玉の上にけんを立てた状態)から、けんを真上に跳ね上げて空中で1回転させ、再び玉の上で灯台を決めて静止させます。
コツ: けんを前後に傾けず、垂直に跳ね上げる推進力を玉から伝えます。空中で回転する中皿の底面を見据え、落ちてくる瞬間に玉側で迎えにいってピタッと止めます。
けん先すべり(四段〜五段)
持ち方: とめけん持ち
技の内容: 玉を引き上げてけん先に乗せてバランスを取り、そのまま滑り止め部分、または皿胴の縁を滑らせてからけん先で刺します。
コツ: けん先と玉の接触面の摩擦を感じながら、手首と膝を柔軟に使って玉の重心をコントロールします。
ZOOMADANKE
ZOOMADANKE(ず~まだんけ)は、けん玉パフォーマーとして世界で活躍するコンビの名称です。
独特の名称ですが、反対から読むと「けんだま~ず」となり、なるほどと思わせます。
彼らはけん玉の技がプロというだけではなく、音楽やダンスを取り入れ、そのパフォーマンスは圧巻の連続です。2016年12月31日の紅白にも出場しました。
ZOOMADANKEの詳細はコチラ
けん玉世界選手権
けん玉ワールドカップ廿日市
けん玉の世界大会として最も代表的・大規模な公式大会は、一般社団法人グローバルけん玉ネットワーク(GLOKEN)が主催する「けん玉ワールドカップ廿日市(Kendama World Cup Hatsukaichi / 通称:KWC)」です。
開催地メイン会場: 広島県廿日市市(はつかいちし) 近代けん玉(日月ボール)
発祥・木工産業の地である廿日市市で毎年夏に開催されています。
※新型コロナ流行期などには、オンライン形式(リモート参加型)やハイブリッド開催が実施された実績もあります。
歴史と背景2014年創設: 海外(北米や欧州)でストリートカルチャーとして再ブレイクした「KENDAMA」の広がりを受け、世界最高峰のプレイヤーを決める大会として2014年に第1回が開催されました。世界的な広がり: アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国のプロ・アマチュアプレイヤーが集結し、けん玉界におけるオリンピック/世界選手権の位置づけとして定着しています。
出場資格と参加要件けん玉ワールドカップの大きな特徴は、「トッププロだけでなく一般愛好家もエントリー可能」なオープン制が採用されている点です。
基本要件: けん玉愛好者であれば国籍・年齢を問わず事前エントリーによって出場可能(年によって年齢基準や検定級・段位に基づくグループ分け等の細則が設けられます)。
使用可能けん玉: 公式に規定された規格(サイズ・重量比率等のレギュレーション)を満たすけん玉であること。
クラス分け(シード/予選グループ):プロ契約選手(スポンサードプレイヤー)、過去の優勝者、各大陸予選の優秀者などはシード権が与えられます。
一般参加者は実力に応じた予選グループに分かれて競技を行います。
競技方式・ルール体系トリックリスト制(難易度レベル別):大会ごとにレベル1〜レベル10(または11〜12などの超難度)まで分類された「公式トリックリスト(100種前後の技)」が事前に発表されます。
予選: 制限時間内で指定された数の技に挑戦し、成功させた技の難易度(レベル数)に応じたポイントの合計で決勝進出者(上位数十名)を決定します。
決勝: ステージ上で各選手が持ち時間内に自由なトリックルーティンを行い、高難度技の成功数や連続コンボ、完成度の得点を競い合います。
Catch & Flow 2016 -Semi Finals~Final
Catch & Flow 2016 -Semi Finals~Finalは、フリースタイルけん玉の世界競技大会で、けん玉世界選手権1on1トーナメント準決勝~決勝を開催しました。
上達するけん玉の練習方法とは?
けん玉の練習方法は、技を分解して練習し、イメージトレーニングをしましょう!
KDXケンダマクロス
KDXケンダマクロスとは、日本の伝統的遊具「けん玉」に「クロス(=カスタマイズ)」の要素を取り入れた、新しい遊び道具です。
パーツを取り外すことができるので、組み合わせてこれまでにない進化した遊び方ができます。
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KDX ケンダマクロス ドラゴンフレア
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けん玉に関連する公式サイト
公益社団法人日本けん玉協会
けん玉の文化面と競技面の両面での普及を目的とした協会です。認定技の紹介やけん玉教室の紹介なども掲載しています。
公益社団法人日本けん玉協会の詳細はコチラ














































