葬儀社とは【About funeral company】
故人が他界した後で、臨終から悲しみに暮れている時間はありません。
特に喪主は手配や手続きを速やかに済ませる必要があります。
もし、病床で臨終を迎えた場合には、遺体の搬送をする必要があります。
まずは、葬儀社を決め、遺体搬送の手配をしなければなりません。
故人が長年闘病生活の末にお亡くなりになった場合には、葬儀社をある程度目星をつけることはできますが、突然お亡くなりになった場合などは、どこに決めればいいか判断がつかないことでしょう。
病院によっては、指定の葬儀社もありますが、できるだけ故人の自宅に近い誠実で良心的な業者を選定したいものです。
葬儀社の役割【The role of the funeral company】
葬儀社は、葬儀に関わる全般を担当します。
葬儀前後の手続きや準備、葬儀当日における進行まで大半を仕切っていただけます。
死亡届【Notification of death】
死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内に書面による届け出をする必要があります。もし国外で死亡したときは、死亡の事実を知った日から3か月以内の届け出ます。
医師による死亡診断書と届出人の印鑑が必要となります。
死亡届の詳細はコチラ
僧侶の紹介【Introduction of monks】
供物の手配【Arrangement of offerings】
葬儀場の手配【Arrangement of a funeral home】
火葬場の手配【Arranging a crematorium】
葬儀【Funeral】
喪主【Chief mourner】
まずは喪主(もしゅ)を決めます。喪主は故人になり代わり弔問を受ける立場として担当します。
故人ともっとも血縁の深い人が担います。
喪主【Chief mourner】の詳細はコチラ
葬儀の日取り【Funeral date】
死亡後24時間を経過しなければ、火葬や埋葬を行うことができません。これは、法律で定められており、死亡確認後、蘇生の可能性があるからです。
そのため、死亡した翌日が通夜、翌々日が葬儀というのが一般的です。
ただ、多くの方がお仕事などで都合がつかない場合も多く、土日などの休日が近い場合は、それに合わせることもあります。
喪主、遺族は状況に応じて、葬儀の日程を決める必要があります。
その際にも、葬儀社とともに葬儀の日取りと、式場を相談する必要があります。
日取りを決める際に注意しなければならないことがあります。
「友引」の日に葬儀を忌み嫌う習わしがあるからです。
この風習は江戸時代から受け継がれ、友引の日には、故人が親しい人を引き寄せるからだと言われています。
六輝【Rokuki】
六輝(ろっき、ろくき)とは、六曜(ろくよう)とも言い、「先勝(せんしょう)」「友引(ともびき)」「先負(せんぷ)」「仏滅(ぶつめつ)」「大安(たいあん)」「赤口(しゃっこう)」と呼ばれている日があります。
もとは中国から伝来し、時間の吉凶占いの歴注(れきちゅう)が日本に転用されたものです。
先勝【Senshou】
午前は吉、午後は凶とされています。
急ぐことは吉で、朝から昼までに事を済ませれば良いとされる日です。
友引【Tomobiki】
友を呼ぶ日です。朝晩は吉、昼は凶といわれていますが、元は何事にも勝敗のつかない日とされて、結婚式などは良いのですが、葬儀は友を引くことから友をあの世へ引かれてしまうので、火葬場は休業です。
先負【Senpu】
先勝の反対の意味を成し、午前は凶、午後は吉とされており、「急用」「争い事」「公事」などを避け、静かに待つのがよいとされる日なので注意が必要です。
仏滅【Butumetsu】
最も凶日となり、何をしても良くない日とされています。葬儀ではよく使われる日です。逆に結婚式には縁起が良くないとされ避けられます。
大安【Taian】
最も吉日です。結婚、開業など縁起の良い日として知られています。
赤口【Shakkou】
正午のみ吉で、午前、午後は凶とされます。