独楽とは【About Spinning Top】
独楽(こま)は、軸の先が細くなっており、軸を中心として回転させて遊ぶ日本伝統玩具の一つです。
独楽は単純な構造ながら、回転の原理を利用した動きが美しく、手の親指と人差し指を使い、ひねって回すものから、紐を使って回すものなど、さまざまな形状や遊び方があります。
独楽は子供から大人まで幅広く楽しまれ、特に新年や祭りの時期には人気があります。
構造は単純なため、材料があればオリジナルデザインの独楽を作って遊ぶのもの楽しいでしょう。単純がゆえに奥が深いので、夏休みの自由研究などにいかがでしょうか?
独楽の由来【Origin of the Top】
独楽の起源は古く、紀元前の中国やエジプトでも独楽に似た玩具が存在していました。こまという名前は、古代中国から朝鮮半島(日本では高麗(こま)と呼ばれていた)を通って日本に伝えられたので「こま」と呼ぶようになったと言われています。
日本には奈良時代(710-794年)に伝わり、平安時代(794-1185年)には貴族の間で人気を博しました。その後、江戸時代(1603-1868年)には庶民にも広まり、独楽職人による様々な種類の独楽が作られるようになりました。
漢字で「独りで楽しむ」というように書きますが、日本古来の当て字とのことでわかりやすいのですが、競い合うタイプの独楽もありますので、そのような場合は「皆で楽しむ」と書いて皆楽と表現したいものです。
独楽の種類【Types of top】
こまが子供の遊びとして流行してきたのは江戸時代からですが、種類はなかなか多く、叩きごま、貝(ばい)ごま、唐(とう)ごま、銭ごま、鉄銅(かなどう)ごま、変わりごまや全国各地の郷土ごま、これが変形した手車(ヨーヨーの前身)、輪鼓(りゅうご)ごなどが数えられます。
「けんかごま」と言われる鉄銅ごまは、互いの重さとその回転とで、 相手のこまを跳ね飛ばす激しい遊びです。
貝ゴマは、巻貝の殻を下で巻いてますので貝ごまの名前がつきました。
明治の末頃からは、鋳物製にかわり賭博性があるという事で、ベーゴマを禁ずる小学校もありました。
また、見世物(みせもの)の曲芸(きょくげい)ごまがあり、これを真似たかわりごまができ、幼年向きの「うちごま」など、家庭の室内で遊べるものも現れました。
投げゴマ【Throw top】
手のひらで独楽を持ち、紐を巻きつけて投げることで回転させる独楽。強く投げることで長時間回転します。
子ども用なげこま 博進社 幼稚園~小学校低学年向け
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精密コマ【Seimitsu Coma】
精密コマは、金属でできていて、切削や表面処理などの工程を精密加工メーカーが技術力のアピールも含め精密に作られた独楽で、数分以上も回り続けることができます。
精密コマ NEXT-CHRONUS (クロノス)
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精密コマ NEXT-STARLIGHT (スターライト)
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紐ごま【String top】
紐を独楽の軸に巻きつけ、紐を引っ張って回転させる独楽。投げ独楽と似ていますが、回し方が異なります。
指ごま【Finger top】
独楽の軸を指でひねって回転させる小型の独楽。手軽に遊べるのが特徴です。
ベーゴマ【Vegoma】
ベーゴマは小さな独楽の一種で、元は漢字で「貝独楽」と書き、「べいごま」「ばいごま」と呼ばれていました。高度経済成長期にかけて、日本の子供たちの遊び玩具として流行しましたが、当時は鋳鉄製のもので、誰のベーゴマが長く回転し続けるかということと、回転しながら相手のベーゴマを弾き飛ばすという競い方ができます。
ベーゴマの上面は平面となり、軸が出ていないことから、紐を使って回すタイプです。
ベーゴマセット【恐竜シリーズ(5種類)】
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ベイブレード【Beyblade】
ベイブレードは、1999年7月からタカラ(後の2006年にトミーと合併し、タカラトミーに名称変更)から発売されたベーゴマの進化形です。
アニメにもなっており、パーツを組み替えて改造できることで、独自の性能を調節し競い合うことで楽しさが倍増します。
台は、スタジアムと呼び、勝負は相手よりも長く回り続けて勝つ「スピンフィニッシュ」、相手をスタジアムの外に弾き出して勝つ「オーバーフィニッシュ」、相手のベイブレードを破壊して勝つ「バーストフィニッシュ」の3タイプがあります。
ベイブレード バースト B-38 エントリーセット
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ベイブレード バースト B-66 スターター ロストロンギヌス.N.Sp
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ベイブレード バースト B-62 デュアルサイクロン スタジアム DXセット
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ベイブレード バースト B-48 スターター ゼノエクスカリバー.M.I
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ベイブレードバースト B-42 ブースター ダークデスサイザー.F.J
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