岐阜県とは【About Gifu Prefecture】
岐阜県(ぎふけん)は、日本のほぼ中央に位置し、北部の「飛騨(ひだ)」エリアと南部の「美濃(みの)」エリアという、気候も風土も異なる2つの地域から成り立っています。「飛山濃水(ひざんのうすい)」と称されるように、北には雄大な飛騨山脈がそびえ、南には木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)が流れる豊かな自然に恵まれた県です。
岐阜の歴史【History of Gifu】
岐阜県は古くから交通や戦略の要衝であり、「美濃を制する者は天下を制す」と言われるほど、日本の歴史を揺るがす数々の舞台となってきました。
天下分け目の地と「岐阜」の命名
織田信長と「岐阜」の誕生
戦国時代、斎藤道三の居城だった稲葉山城(いなばやまじょう)を攻略した織田 信長(おだ のぶなが)は、この地を「岐阜」と改称しました。
中国の故事(周の文王が岐山より起きて天下を定めた)にちなみ、天下統一の拠点として城下町(楽市・楽座など)を発展させました。
関ヶ原の戦い【Battle of Sekigahara】
関ヶ原の戦い(せきがはらのたたかい)は、慶長5年9月15日(西暦1600年10月21日)に、美濃国関ヶ原(現在の岐阜県不破郡関ケ原町)を中心に繰り広げられた、「天下分け目の戦い」と呼ばれる日本史上最大の野戦です。
徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍が激突し、日本の歴史が大きく動いた瞬間を刻んでいます。
わずか1日(実質数時間)で決着がついたこの合戦によって、豊臣家による全国支配が終わりを告げ、徳川家康による江戸幕府開設への道が一気に開かれました。
飛騨の匠(たくみ)と建築文化
北部の飛騨地域は山に囲まれ、古代から木材加工や建築の優れた技術を持つ「飛騨の匠」と呼ばれる職人たちを輩出しました。
彼らの技術は奈良の都の寺院建築や、現代の伝統的な街並み・家具づくりへと脈々と受け継がれています。
中山道の宿場町と清流の産業
江戸時代には中山道が縦断し、馬籠宿(まごめじゅく)をはじめとする多くの宿場町が賑わいました。
また、美濃の清流を生かした美濃和紙や、刃物の街として知られる関の刀鍛冶など、水と木に根ざした手仕事の文化が育まれました。
岐阜の観光スポット【Attractions in Gifu】
世界遺産から情緒あふれる古い街並み、名湯まで見どころが盛りだくさんです。
世界遺産とノスタルジックな風景
白川郷【Shirakawa-go】
白川郷(白川村)は、ユネスコ世界文化遺産に登録されている合掌造り集落です。
急傾斜の茅葺き屋根が並ぶ風景は美しく、四季折々に日本の原風景を見せてくれます。
飛騨高山【Hida-Takayama】
飛騨高山(高山市)は、「飛騨の小京都」と呼ばれ、江戸時代からの町家が残る「古い町並(上三之町など)」の散策が人気です。
朝市や飛騨牛の食べ歩きも楽しめます。
馬籠宿【Magome-juku】
馬籠宿(中津川市)は、中山道43番目の宿場町。石畳の坂道に沿って古い建物や水車が並び、江戸時代の旅人気分を味わえます。
歴史と伝統芸能を体感
岐阜城(岐阜市)
金華山山頂にそびえ立つ織田信長ゆかりの城。天守閣からは岐阜の街並みや長良川が一望でき、夜景スポットとしても知られています。
長良川の鵜飼
長良川の鵜飼(岐阜市・関市)は、 1,300年以上の歴史を誇る伝統漁法です。
かがり火が川面を照らす中、鵜匠(うしょう)が手縄をさばいて鵜を操る幻想的な光景が見どころです。
日本三名泉と絶景名所
下呂温泉【Gero Onsen】
下呂温泉(下呂市)は、 草津・有馬と並ぶ日本三名泉の一つです。
滑らかな肌触りから「美肌の湯」として親しまれ、温泉街の足湯巡りも魅力的です。
新穂高ロープウェイ【Shinhotaka Ropeway】
新穂高ロープウェイ(高山市)は、日本で唯一の2階建てロープウェイで標高2,156mの世界へ。北アルプスの雄大な大パノラマを楽しめます。
名もなき池【Nameless Pond】
名もなき池(通称:モネの池/関市)は、湧き水の透明度が高く、睡蓮の間に錦鯉が泳ぐ様が印象派クロード・モネの絵画『睡蓮』にそっくりだとSNSで話題になったスポットです。
豆知識:岐阜の美食
柔らかく極上の旨味をもつブランド牛飛騨牛をはじめ、長良川の清流で育まれた鮎(あゆ)の塩焼き、郷土料理の朴葉(ほうば)味噌や甘辛いタレで味わう五平餅など、豊かな自然が育んだグルメが豊富です。
武将たちが駆け抜けた歴史の気配と、心洗われるような日本の原風景が広がる岐阜県。日常を離れてゆっくりと散策したくなる魅力に満ちています。








































